鬼束ちひろさんが創り出す独特の世界観。これまでの私の人生に投影しながらその時々聴いていました。過去の私が、人を傷つけ、人に傷つけられ、挫折、悲しみ、苦しみ…、何かに押しつぶされそうになった時、どこかに救いを求めたり、自分ではどうしようもない時…、鬼束さんの曲に救われていました。
この「シャイン」から始まる29曲、全ては最後の「書きかけの手紙」のためにあったのかとさえ思えてきます。デビューから20年という年月をかけて綴られた素敵な詩たち。前半は懐かしく鳥肌が立ち、後半の最後5曲では、涙が止まりません。感動です。 きっと最高の出会いができたのかなぁって、勝手な思い込みをしています。 ずっと歌い続けていただいたことに心から感謝します。素晴らしい曲たちをありがとうございます。私のあの時の苦しみも今の自分になるためにあったのだとも思えてきます。 今の自分でいいんだよと…そっと背中を押してもらえます。 私にとって、このCDはそんな気持ちにさせてくれる素敵な宝物です