フォークスタイルからスタートしたが、ロック、カントリー、ブルース、ジャズ、クラシックと音楽の素養は非常に幅広い上に高度。少女のようなかわいい声から天使のような澄みきった美声、色気のある女の声まで自在に使いこなせる圧倒的な歌唱力、無駄なく鋭い詩の上手さ、耳に残る美しいメロディセンス、抜群のポップセンスと、音楽的才能は大変豊か。2003年VH1 Divas Liveでは、ディスティニー・チャイルドのビヨンセらと共演、R&Bシンガーとしてもかなりの力がある事を証明。
ちなみに上記のニュース記事にも登場する全米ロデオチャンピオンのタイ・マーレイ("Till We Run Out Of Road"の共作者で、"Standing Still"のビデオでは共演している。)とは5年間付きあい結婚の噂も流れたことがあるが、2003年3月に別れ現在は親友として交際している。現在の恋人はジョージ君(犬)。彼は「0304」収録のビデオ他、多くのメディアでジュエルと一緒にいる姿を記録されている。
日本では過去3回ライブを行っているが、本国アメリカではツアーはもちろんテレビ、ラジオなど様々な形でライブを行う「ライブで真価を発揮するタイプ」であり、シリアスな面が強調されがちなCDとは異なり、喋りで笑いを取り、深みのある歌で泣かせる彼女の「私はシリアスでファニー」(初来日インタビュー談)、付きあいづらい堅物ではなく、陽気で楽しい人間的魅力が楽しめるのはステージだけだと言っていい。2002年にはジュエルのみのソロ・アコースティック・ツアー「New Wild West Tour」を行い、大成功を収める。
また様々な事柄に興味を持ち、女優、詩集にも挑戦し、好評価を得る一方、環境保護活動Clear Water Projectや新人アーティスト支援活動Soul City Cafeを立ち上げ、1歌手としての範疇を越えて活動中だが、やはり彼女の素晴らしい魅力は歌の世界にある。もし彼女の歌を聴く機会があれば、ぜひその世界を楽しんで欲しいと思う。現代はそんなに捨てたものではないと未来への希望を信じられるから
歌手ジュエル(24)は、米でデビューアルバム「心のかけら」を1000万枚売り、現在、新アルバム「スピリット」=写真=がヒットしている。今ではトップ歌手の仲間入りをし、1998年に発売した彼女の詩集の本もベストセラーになり、今年の秋に公開される南北戦争の映画「Ride with the Devil」にも女優としてデビュー、今、注目されている歌手である。その彼女が貧しくて車のバンに住み、客の残したものを食べて空腹を満たしていた日々もあったという。P・J・マクファーラン著の彼女の自叙伝「Angel Standing By :The Story of Jewel」には、彼女の若き人生の試練が描かれている。