XOOPS Cubeの現状とbwikiの扱いについて†
XOOPS Cubeは、かつて日本国内でも多くのサイトで利用されていたCMS(コンテンツ管理システム)です。特にbwikiモジュールは、音楽系ファンサイトや個人Wikiなどで広く使われていました。しかし、2025年現在では、ほぼ完全に終息状態となっています。
現在の状況†
- 日本語公式サイト(xoopscube.jp)はすでに閉鎖
- 開発・配布は停止状態
- PHP 7.2以降では非対応、PHP 8.xでは致命的エラーが発生
- セキュリティ更新も行われておらず、実運用は非推奨
- 一部のレガシーサイトで改造して使っている例はあるが、極めて少数
bwikiモジュールについて†
- XOOPS Cube用のWikiモジュールのひとつ
- 2000年代のファンサイトや個人サイトで多く使われた
- URL構造が `.html?クエリ` 形式で、現在の検索エンジンとの相性が悪い
- PHPのバージョンアップにより、現在では動作不能なケースが多い
移行・復旧の選択肢†
- XOOPS Cubeの復旧は非推奨(セキュリティ・互換性の問題)
- bwikiのデータが残っている場合は、PukiWikiなどのモダンなWikiへ移植するのが現実的
- 旧URLから新URLへのリダイレクトを設定すれば、SEO資産もある程度引き継げる
まとめ†
XOOPS Cubeは、もはや「歴史的CMS」となりつつあります。
しかし、当時のbwikiに蓄積されたコンテンツには、今でも価値があるものが多く存在します。
可能であれば、PukiWikiなどに移植し、現代の環境でも閲覧・編集できる形で残していくことが望ましいでしょう。
月光